ジェロが休む区切り「おばあちゃんとのデュエット」
演歌歌手ジェロ(36)が、無期限の活動休止を発表しました。
08年に「海雪」でデビューし、今年で10周年という節目の大きな決断です。
歌手活動のかたわら、米ボストン大学大学院の通信制で情報科学セキュリティーを学び、
今春に修了しました。授業はかなり厳しかったそうです。課題を出されるのも、それへの回答を送り返すのも、
一方的な「送りっぱなし」ではなく、スカイプを利用してマンツーマンに近い形で授業が行われたそうです。試験にもスカイプを使用し、
不正がないかを確認するものだったといいます。
今年2月に千葉市で10周年記念コンサートを開催、米国から母親が駆けつけました。
公演では、日本人だった亡き祖母が田端義夫の「かえり船」を歌唱するシーンをスクリーンに映し出し、
それにジェロが声を合わせる形でデュエットを披露。感極まったジェロは「おばあちゃんがいなければ、僕が日本へ来ることも演歌歌手としてこうして歌うこともなかった」と、天国に語りかけました。
関係者は「この公演を成功させたことで、心の中で1つの区切りが付いたのではないか」と振り返っていました。
今後は外資系企業でITの仕事に就きますが、「僕にとっては苦悩の結論。もう1度歌手として夢を追いたいと思うかも知れません」と、
歌をあきらめきれない胸の内をブログにつづっています。
今回の決断は「引退」でなく「活動休止」です。将来、ジェロ本人が歌手復帰を望んだ際に、スンナリと戻れるようにするためです。
所属事務所のタレント一覧には「ジェロ」の名前が残されたままになっています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00211773-nksports-ent