米国の韓半島専門家30人全員「完全非核化の可能性ない」
板門店(パンムンジョム)やシンガポールなどで米朝首脳会談を成功させるための多角的な交渉が
進められている中で、米国内の韓半島(朝鮮半島)専門家は「交渉しても北朝鮮の完全な非核化を
達成することは難しい」という意見を出していると、米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)
が28日(現地時間)、報道した。
VOAは「韓半島専門家30人からアンケート調査の回答を受け取った結果、非核化の可能性を明る
く見ている回答者は一人もいなかった」と伝えた。大多数の専門家が「交渉を通した完全な非核化は難
しい」と明らかにした最大の理由は、北朝鮮が核を完全放棄するという証拠が何もないということだった。
元ホワイトハウス国家安保会議(NSC)調整官のゲリー・セイモア氏は「今のような交渉局面は過去に
もあった」としながら「韓国では金正恩(キム・ジョンウン)が金日成(キム・イルソン)や金正日(キム・ジョン
イル)とは違って、経済改革のために心から核兵器を放棄するだろうという主張があるが、それほど妥当
な主張ではない」と述べた。
米国務省不拡散軍縮担当特別補佐官だったロバート・アインホーン氏も「北朝鮮の金正恩国務委員長
が韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領や中国の習近平国家主席とどのような話をしたかは関係ない」
とし「北朝鮮は保有している核兵器を放棄するいかなる意図もない」と強調した。
(以下略)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180529-00000036-cnippou-kr