「黒枠額縁に写真」から変わる遺影 動画や静止画映写/写真立ても多彩
https://www.sankei.com/life/news/140225/lif1402250024-n1.html
故人らしい葬儀や供養を希望する人が増加しているのに伴い、遺影の姿も
変わってきている。「黒枠の額縁に四つ切り写真を葬儀に使い、その写真を
仏間に飾る」という従来のスタイルとは違う遺影のあり方も出てきている。
◆デジタルサイネージ
デジタル技術を駆使してディスプレーに情報を刻々と表示していく「デジタル
サイネージ」。広告分野のほか、駅や空港など公共の場で活用されている
この技術は遺影にも浸透しつつあり、祭壇に置かれた大型ディスプレーに
故人の静止画や動画を映す葬儀も珍しくなくなってきた。
こうした演出をするシステムは葬儀業者向けに販売されている。システムを
扱う「サンネット」(前橋市)によると、普及し始めたのは6、7年前。斬新な
サービスで他社との差別化を図ろうとする葬儀業者が導入している。
一般的な利用方法は、(1)遺族が使いたい写真のデータを葬儀業者に渡す
(2)葬儀業者がサンネットにデータを渡す(3)サンネットがデータを編集し、
葬儀業者に戻す−となる。動画も使えるが、静止画の方がきれいに
映すことができるという。