2018年7月4日、韓国・イーデイリーなどによると、国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)ロシア大会の公式スポンサーであるアディダスのPR映像に旭日旗が登場した。
「世界の旭日旗撲滅運動」を行っている韓国・誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は3日、自身のSNSに上記の事実を書き込み、「ドイツにあるアディダス本社に抗議メールを送った」と明らかにした。
アディダスは先月14日、YouTubeの公式チャンネルに「Spain|Demand Greatness」と題するPR映像を掲載した。
同映像には1人の女性がスマートフォンで「私は想像力のないプレーを許さない」とのメッセージを送信する場面が登場するが、その背景の壁に旭日旗が掛けられているという。
韓国ではこれまでにも、FIFAのインスタグラムやW杯ロシア大会の日本対セネガル戦の応援に登場した旭日旗が大きな波紋を呼んだ。
またW杯ブラジル大会の時には、日本代表のユニフォームのデザインに対し「旭日旗を連想させる」との指摘が相次いでいた。
徐教授は「FIFAや多くの西洋人は旭日旗がナチスの旗と同じ意味を持つということを知らない。そのため旭日旗の使用を批判するだけでなく、長い時間をかけてその意味を説明していくことが大事」と述べたという。
また「現時点での最大の問題は、『旭日旗に敏感に反応するのは韓国だけ』との世論を作り上げている日本メディア」とし、「日本メディアの間違いを指摘する『戦犯旗(旭日旗)資料集』を作り、世界の主要メディアに送付する」との計画を明かした。
この報道を見た韓国のネットユーザーからは「また?旭日旗の意味を知っててわざと使っているのでは?」「世界的企業がなぜ旭日旗の意味を知らない?」
「こんな企業がW杯のスポンサーを?信じられない」「アディダスは親日だったの?」「アディダス不買運動だ」など、アディダスに対する批判の声が上がっている。
また「戦犯旗がなくならないのは、韓国をはじめ世界に親日派が多いから」「W杯は旭日旗天国だ。韓国は世界をしっかり教育しなければならない」と指摘する声や、「旭日旗がまん延しているというのに、韓国政府は何をしている?」と政府に対応を求める声も。
一方で「敏感なのは韓国だけ。これは正しい」「韓国がいくら騒いでも、旭日旗の使用は止められないだろう」「それは戦犯旗ではなく、日本海軍の公式の旗」など、徐教授に否定的なコメントも見られた。(翻訳・編集/堂本)
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