自虐ネタで笑いをとらないと居場所がない気がする――斜め上の脱出方法
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「ラップバトルでメンタル持ち直した」
フィメール(女性)ラッパーのあっこゴリラ(@akko_happy_b)は、笑いながら話す。
彼女は、CINDERELLA MCBATTLEで優勝した、初代「女性No.1ラッパー」だ。
先日シングル『余裕』で”二度目”のメジャーデビューを果たし、注目を集める。
彼女はもともとバンドマンだった。
その後に、ラッパーに転身した亜種でもある。
バンドが解散した後、どん底状態だった彼女を救ったのがラップバトルだったというのだ。
無骨イメージの強いMCバトルで、繊細なメンタルは立て直せるものなのだろうか?
自分がないタイプで、周りに流されてました。
彼氏の言うままに、好きなファッションも変えるタイプでした。
小学校の高学年あたりから、女社会ができるじゃないですか。
空気読んで「うんうん」っていう感じの。
親の前でもそうで、母が新興宗教にハマっちゃってて。
明らかにおかしいんだけど、顔色伺って一緒にセミナー行く、みたいな日々を送ってましたね。
結局バンドも、自分を抑制する場所になったんですよね。
高校卒業して、すごい光る才能あるシンガーソングライターの子とバンドを組んだんです。
彼女のカリスマ性で、すぐメジャーデビューしちゃうぐらい勢いもあった。
ただ、感覚としては常に自分が「下」。
可愛いわけじゃないし、逸材でもない。
身の程も知ってたから、カリスマ性のあるボーカルの顔色をいつも伺ってた。
本当はハードな音楽が好きなんですけど、ラブソングとかバラードに合う音色を勉強して。
鬱憤は心に秘めて自虐に走ってました。
いい感じに会話を回す潤滑油っていうか。
自虐で笑いとらないと居場所がない気がしてた。
自分を抑えないと「そこにいちゃいけない」。
男性も「男らしさ」に縛られてるし。
童貞ネタも全然面白くない。
青二才って言えばいいのに。