社会保障費117兆円に 過去最高を更新 平成28年度
2018年8月31日 20時22分
平成28年度に年金や医療、介護などに支払われた社会保障給付費は、高齢化の進展などの影響で前の年度よりおよそ1兆5000億円増えて116兆9000億円
余りとなり、過去最高を更新しました。
国立社会保障・人口問題研究所のまとめによりますと、平成28年度の社会保障給付費は116兆9027億円で、前の年度より1兆5020億円、率にして1.3%増え、
過去最高を更新しました。
内訳は
▽「年金」が前の年度より0.5%増えて54兆3770億円
▽「医療」が0.6%増えて38兆3965億円
▽介護や生活保護などの「福祉その他」が4.2%増えて24兆1291億円
となっています。
国民1人当たりに換算すると、1年間の社会保障給付費は前の年度より1万3000円増えて92万1000円となっていて、国立社会保障・人口問題研究所は、
高齢化の進展や医療の高度化に加えて、所得の低い高齢者などに支給された臨時の給付金が増加につながったとしています。
社会保障給付費は毎年度、過去最高を更新し続けていて、政府は、高齢者数がピークを迎える2040年度には190兆円に達するという見通しを示しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180831/k10011602921000.html