松本大洋『鉄コン筋クリート』 舞台化 乃木坂46 若月佑美が主演
『ピンポン』の松本大洋さんによる漫画『鉄コン筋クリート』が、乃木坂46の若月佑美さんを主演に迎えて舞台化。11月18日(日)から25日(日)まで、天王洲 銀河劇場で上演される。
2人の主人公のうちクロ役を若月さんが、シロ役を三戸なつめさんが演じる。そのビジュアルに加え、注目度の高いキャスティングが発表された。
アニメ化も果たした傑作『鉄コン筋クリート』
漫画『鉄コン筋クリート』は、小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』で1993年から1994年にかけて松本大洋さんが連載していた。
2人の少年が、暴力が飛び交い大人の思惑がうごめく街・宝町を、互いを補完しながら生き抜いていく物語。
全33話のエピソードがスピーディに展開され、松本さんの名前を世間に知らしめた。
連載終了から10年以上を経て2006年には劇場版アニメが公開。『アニマトリックス』を製作したマイケル・アリアス監督の下、クロ役を嵐の二宮和也さん、シロ役を蒼井優さん、
さらに伊勢谷友介さん、宮藤官九郎さんら豪華な声優陣が話題を呼んだ。
アニメスタジオ・STUDIO4℃によって制作され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を筆頭に、数々のアワードを受賞。アメリカなと゛海外て゛の人気も高い。
当時、キャラクターデザイン/総作画監督をつとめた西見祥示郎さんをはじめ、木村真二さん、滝口禎一さんら、アニメ『鉄コン』のスタッフ陣は、10月12日(金)から公開される草なぎ剛さん主演のアニメ映画『ムタフカズ』の制作チームの中心メンバーだ。
主人公のひとり・クロを演じる若月佑美さんは、アイドルグループ・乃木坂46のメンバー。
「『鉄コン筋クリート』は、何度読み返したのかわからないくらいとても大好き」と語る彼女は、これまでに『じょしらく』『犬夜叉』『あさひなぐ』と複数の漫画作品の舞台に出演している。
私自身「鉄コン筋クリート」は、何度読み返したのかわからないくらいとても大好きなので、すごく有り難いお話をいただけたなと感じています。
クロという、すごくすごく重要な役をいただいて、若干ドキドキしていますが、自分なりにたくさん噛み砕いて、クロの良いところを一杯出せるように頑張りたいなと思っております。
この原作自体、すごくメッセージ性が強く、それが舞台になった時にどういう風に表現できるのかという所を楽しみにしていただけたらなと思います。 クロ:若月佑美さん(乃木坂46)
一方、モデル/歌手/タレントとマルチに活躍している三戸なつめさんが演じるのは、もうひとりの主人公・シロ。
若月さん同様、「小さい頃から本当に大好きな作品」と語る作品の舞台に出演するにあたって、「シロの内面の部分や頭の中をどれだけ自分が表現出来るのか、しっかりシロと向き合って挑戦していきたいと思っています」と意気込んでいる。
「鉄コン筋クリート」は、小さい頃から本当に大好きな作品で、今回シロ役をいただいたときは、死ぬほど嬉しかったて゛す! シロは、とても難しい役だなと感じています。
シロの内面の部分や頭の中をどれだけ自分が表現出来るのか、しっかりシロと向き合って挑戦していきたいと思っています。
観に来てくださる皆様に、「鉄コン筋クリート」の世界に酔いしれていただけるよう、キャストスタッフ一丸となって、最高の舞台を作り上げていきたいなと思っています。 シロ:三戸なつめ
2人からはそれぞれコメント動画も届いているので、演じる役柄への思いの丈を聞きながら、続報を待ちたいところだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/15362421/