
県立高校に勤務する59歳の男性教諭が校内で女子生徒を抱きしめキスをするなどわいせつな行為をしたとして、県教育委員会は12日付けでこの男性教諭を免職の懲戒処分にしました。
免職の懲戒処分を受けたのは、県立高校に勤務する59歳の男性教諭です。
県教育委員会によりますと、男性教諭は平成27年3月から去年12月までの間に校内で2人きりになった際に女子生徒を抱きしめキスをしたほか、卒業したばかりの大学1年生の女子学生2人に対し、車で自宅に送る際人気のない場所に連れて行き、同じようなわいせつな行為をしたということです。
被害を受けた3人のうちの1人が学校に届け出て発覚したということで、男性教諭は県教育委員会の調査に対し、行為を認めたうえで「女子生徒たちが落ち込んでいるように見えたので元気づけるつもりだった」などと釈明しているということです。
一方3人はいずれも「落ち込んでいたことはなく、あまりにも突然のことで拒むことができなかった。年上の男性を恐れるようになり今でも許せない」などと話しているということです。
県教育委員会は被害者の特定につながるおそれがあるとして、男性教諭の氏名や勤務する学校などについて公表していません。
県教育委員会高校教育課は「わいせつや性的嫌がらせに対する教職員の意識を高めるための取り組みを進めるなど、再発防止に取り組みたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20181012/5030002280.html