聖州イトゥペーヴァ市内の水上公園で男子小学生12人を引率していたルーカス・アウヴェス容疑者(28、非日系)が、
そのうちの男子生徒(11歳)に対して猥褻な行為をしたとして20日、現行犯逮捕された。ジョルナル・デ・ジュンジャイーなど現地紙やラジオなど複数のメディアが報じている。
進出企業の駐在員子弟が多く通うサンパウロ日本人学校で、現地理解の補助教員を4年前から務めていたルーカス容疑者だが、今回の事件は同校行事とまったく無関係。
引率児童も「アジア系」「ポ語ができない」と描写されているが、どこの生徒かは不明。犯行現場は水上公園「ウェトゥン・ウィルド」。現地紙によれば、
ルーカス容疑者は同園内の食の広場で公然と、男子生徒の手を無理やり自身の体に水着の上から触らせる行為を試みるなど、4分間に及んで猥褻な行為が行われという。
それを見た複数のプール利用客や施設職員が通報した。
現場に向かった軍警第11師団の軍曹が現行犯で逮捕。現在、ルーカス容疑者はカンポ・リンポ市内の留置所に拘留されている。
21日に行われた事情聴取で、同容疑者は少年愛による行為を否定。だが、荷物検査では避妊具9個、ローション3個が発見された。
容疑者はサンパウロ州立総合大学(USP)日本語学科卒。6カ国語を操る秀才だったという。
同校関係者によれば、ルーカス容疑者は22日、今週月曜から欠勤しており、「驚き戸惑っている。
日頃の行動からすれば、新聞にある容疑者の姿と全く重ならない。子供からも親しまれ、生真面目な好青年だった。残念だとしか言いようがない」と肩を落とした。
ルーカス容疑者は校外でも日本語関係の行事に広く関っており、日語教育関係者にも動揺が広がっている。
https://www.nikkeyshimbun.jp/2018/181024-72colonia.html