教会が移民一家を保護すべく法制度の穴をつき「礼拝マラソン」を敢行中
オランダの法律では、宗教的な行為が行われている礼拝施設に警察が踏み込むことが認められていないことから、
オランダのデン・ハーグにある教会では300人の牧師たちが絶えず礼拝を行うことで移民一家を保護していると報じられています。
教会に避難しているのはオランダで9年暮らしているというSasun TamrazyanさんとAnousche Tamrazyanさん、そして3人の子どもたち。
一家は政治的活動によって死の危険があると考えたことから、母国であるアルメニアを離れ、オランダで居場所を探し求めました。
数年にわたって裁判所で手続きが行われた結果、一家は避難場所を得たのですが、その後に行われた法的手続きで滞留許可が取り消されてしまったとのこと。
オランダのプロテスタント牧師であるTheo Hettema氏は、なぜ許可が取り消されたのかという理由はわからないとしつつも、「避難場所は移民を制限するための政府の戦略の1つ」だと考えているとのこと。
その後、一家は、オランダに5年以上暮らしている子どもを持つ難民家族に在住許可を与える「children’s pardon」という制度に申請しましたが、申請は通りませんでした。
children’s pardonは2013年5月にスタートしてから1360件中100件の申請しか認めておらず、これはよくあることではあるそうです。
以下ソース
https://gigazine.net/news/20181205-dutch-church-for-refugee-family/