――ネットを見て笑っている唐澤弁護士は、ちょっと想像がつきません。
唐澤 ネット炎上と戦ってはいるものの、ネット自体が嫌いというわけではありません。
今の唯一の癒やしは深夜に見るYouTube。好きなYouTuberはかずさん、ヒカルさん、ラファエルさん、MEGWINさんとか。
「オレがオレにオンデマンド!」。
――そんな意外な趣味が(笑)。ネット界隈というか文化みたいなものは、もともと好きだったんですか?
唐澤 学生の頃から好きでした。なんというか、メインストリートにあるもの、例えばゲームでいうと周りの友達は『スト2(※ストリートファイターII)』で盛り上がってるんですけど、
僕はそちらにはいかなくて、光栄(現在はコーエーテクモゲームス)の『水滸伝・天命の誓い』とか、
『シムシティ』みたいなゲームにハマりました。CD-ROMではなく、フロッピーディスクの時代だったと思うんですけど。
サウンドボードをPCに差し込んで、それまで鳴らなかった音が鳴ったときの感動は忘れられません。
――明らかに“お前ら”寄りの青春時代。
唐澤 おっしゃる通りです。でもアニメとかアイドルとか、いわゆるオタク方面には食指が動かず、
どちらかといえばアングラ界隈の住民だったと思います。「探偵ファイル」とか「あやしいわーるど」も見ていましたし、
三才ブックス、鉄人社の本とかも読んでいました。サイゾーももちろん愛読していますよ!
――それはどうも(笑)。その頃はBBSに悪口を書き込んだりなんてことも……?
唐澤 いえ、書き込みをしたことはありませんでした。
あめざー(※リンク集とBBS群からなる有名サイト「あめぞう」ユーザーのこと)だったとは思いますが。
――唐澤さんはぶっちゃけ、いじめられっ子でしたか?
唐澤 それはないと思いますが……でも小学生の時、自分をからかってきた同級生を思い切り突き飛ばして、
教室が騒然となったことはありました。そのときから、周囲からの見られ方が変わったというか。
――それは、見直されたというよりも……?
唐澤 完全に引かれましたね(笑)。その頃からずっと浮いてる子どもだったと思います。
陰キャの中二病で、パリピという言葉は当時ありませんでしたが、そういった人と真逆の人間でした。
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