ソウル市長肝いりのモバイル決済「ゼロペイ」、初日は空振り
午後4時現在で決済件数わずか210件
ゼロペイの試験運用初日となった20日、4大金融グループのアプリを通じたゼロペイの決裁件数は210件(午後4時現在)にとどまった。
ソウル市のメーン取引機関であるA社の決済件数を除外するとわずか106件だ。B社については決済件数が2件しかなかった。
ソウル市が市内の至る所にポスターを掲示し、朴市長が市内の伝統市場を訪れて自らPRするなど「総力戦」を展開したことを考えると、あまりにお粗末な件数だ。
ゼロペイの「失敗」は、加盟店申請件数がソウル市の期待を大幅に下回っていたため、ある程度予想されていた。
ソウル市は当初、零細業者66万店のうちゼロペイの加入件数目標を約13万店としていたが、試験運用開始日の直前になっても加盟申請は全体の4.5%の3万店にとどまっていたという。
金融業界の関係者は「ソウル市は、年間売り上げが8億ウォン(約8000万円)以下の店については手数料がゼロとなる点を強調しているが、ク.レ.ジ.ッ.ト.カ.ー.ド手数料が下がり続けており、
来年からはこれらの店舗の手数料負担はほぼなくなる。民間の事業者がすでに提供しているサービスを政府があえて実施する理由が分からない」と話した。
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