インドネシア津波の原因は山体崩壊 日本でも
2018年12月25日 00時00分 毎日新聞
インドネシア・スンダ海峡で発生した津波は、火山島のアナククラカタウが噴火に伴って「山体崩壊」を起こしたことが原因とみられる。
大規模に山が海に崩れて津波を発生させたケースは日本でも過去に相次ぎ、専門家は注意を呼びかけている。
中田節也・東京大名誉教授(火山学)によると、同島は数カ月前から噴火を繰り返し、溶岩で海を埋めながら成長していた。
新しく拡大した所は不安定で、大きな噴火で一気に海に崩れ落ちたとみられる。
衛星画像では、山の南西部が大きく消失しているという。
1883年の巨大噴火では島のほとんどが消滅し、最大で40メートルの高さの津波が発生。
3万6000人以上が死亡したとされ、山体崩壊による津波が知られた火山だった。
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1224m040084/