中国国営の新華社は21日、広東省の調査グループが「ゲノム編集ベビー」事件の初期段階の調査結果を明らかにしたと報じた。
18年11月、南方科技大学に所属していた賀建奎(ハー・ジエンクイ)副教授が遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」技術を受精卵に使って双子の女児「露露(ルールー)」と「娜娜(ナーナー)」を誕生させたと主張し、世界中で物議を醸した。
これまで、双子の女児の存在は確認されていなかったが、このほど明らかにされた調査結果では、「賀氏は16年6月から外国人スタッフなどを含む独自の研究グループを立ち上げ、
監視を逃れ、安全性・有効性が不確実な技術を使用して、国が禁止している人類のゲノム編集活動を行った」と認定された。
17年3月から18年11月までに8組の夫婦をボランティアとして募集し実験に参加させ、そのうち2人の女性が妊娠。1人が双子の女児を出産し、もう1人は妊娠中。1組は途中で実験から離脱したという。
調査グループの担当者は、「賀氏および関係者、関係機関は法律に基づいて厳しく処分される。
すでに生まれた幼児と妊娠した女性については、関係部門の指導の下で医学的な観察を続ける」としている。(翻訳・編集/北田)
https://www.recordchina.co.jp/b681421-s0-c10-d0052.html