アメリカで「Energizer」と言えば、最初に浮かぶのは乾電池などを手がける企業Energizer。でも、スマホEnergizer P18K Popを生産しているのはフランスの端末メーカーAvenir Telecom。
本端末において、Energizerとは名前使用でライセンス契約しているんですって。なので、長持ち電池のEnergizerのイメージで間違ってません。
バッテリーにこだわるAvenir Telecomは、過去にもモバイル端末に特大バッテリーを積んだことはありますが、それにしても今回のEnergizer P18K PopはAvenir Telecom史上最大。
1万8000mAhで、1度のフル充電で通話なら90時間、音楽再生100時間、動画再生2時間という謳い文句です。スタンドバイだけなら、50日という驚異の長持ち!
特大バッテリーを実現するために、端末自体はかなり分厚くなっています。厚さ約28mm。見間違いかな?と自分を疑う分厚さです。
iPhone Xsが7.7mm、MacBookが最大で13.1mmなので、iPhone XSなら3つ、MacBookなら2台重ねたよりも厚い! リップ2本分よりも分厚いスマートフォンってどういうこと!? サイドの丸みあるデザインがなければ、完全にレンガ。
しかも実際に手にとってみると、数字よりもっとでかく厚く感じますからね。
端末の分厚さだけでなく、特大バッテリーには弊害があります。1万8000mAhとヤンチャな数字なだけに、国や航空会社によっては機内持ち込みに制限がかかる場合も。
さらに、1度の充電で通話90時間!と謳ってはいるものの、その1度の充電(0から100%のフル充電)にかかる時間は3時間弱という…。
それでもいい、その犠牲を払ってもバッテリーもちを優先する!というニッチなユーザーをターゲットにする心意気は好きです。
みんなじゃなくていい、特別なあの人だけが欲しいものを。
https://www.gizmodo.jp/2019/03/energizer-p-18-k-pop.html