自民党の藤田和秀・名古屋市議(55)が昨年11月、視察で訪れていた神戸市内の飲食店で、
地域政党「減税日本」(代表・河村たかし名古屋市長)の田山宏之市議(60)の顔をたたいたり、
「クズ」「廃棄物」などと暴言を吐いたりした疑いのあることが判明した。
河村市長が18日の定例記者会見で明らかにし、検証組織を設置する方針を示した。
河村市長は18日、当時のやりとりの録音データの一部を公開した。藤田市議らによると、
視察は昨年11月19、20両日、市議会の議会運営委員会に所属する市議や市職員ら約20人が参加。
19日夜に飲食店で意見交換会があった際に2人が口論になり、田山市議はたたかれた影響で首を軽く痛めたという。
視察の旅費は公費だが、意見交換会は自由参加で私費負担だった。
藤田市議は18日、報道陣の取材に「録音にある通り」と暴言については事実関係を認め、
「泥酔状態だったとはいえ、お騒がせしたことは申し訳ない」と謝罪。
一方、たたいたかについては「相手が警察への告訴などを検討していると聞いており、詳細は控えたい」とし、
「昨年の出来事が選挙直前に出てきたことに違和感を感じる」と述べた。
田山市議は取材に「法的措置を取るかは弁護士と相談して決めたい」と語った。
https://mainichi.jp/articles/20190318/k00/00m/010/246000c
謝罪をする自民党の藤田和秀・名古屋市議=名古屋市役所で2019年3月18日午後1時7分、三上剛輝撮影