高2女子は“ネットいじめ”が原因で自殺か? 陰湿化するネットいじめの特徴と対策は
死亡した少女が残した「ネットいじめ」を訴えるメモ
「一番はやはり子供が生きていることですよね?いじめがなくて楽しい学校生活ができる。それ以外に何もないです。
本当に今じゃもう、寂しい日々が続いているだけです」
悲痛な胸の内を語ったのは、2月に死亡した高校2年生の女子生徒の父親。
娘は、群馬県前橋市の県立高校に通う2年生の伊藤有紀さん。
有紀さんは、2月1日に市内の踏切内で電車にはねられ死亡した。自殺とみられる。
メモに書き残されていた言葉。
「先生は私の言葉を信じてくれなかった。ネットで悪口を言われてるのは本当なのに。
証人が覚えてないから、私が助かるためにウソをついたように見えたの?ヒドイよ。」
親は「小さなメモ書きがいっぱい筆箱から出てきた。読んでいったら随分うちの子供、いじめみたいな事されてたんだなと。
いま学校に対しての要望よりも不満だけが頭をよぎってますよね。結局は命を落とす羽目になっちゃたよね」と語った。
学校側は12日、いじめについての聞き取り調査結果を、女子生徒の遺族に伝えるということだ。
相次ぐ「ネットいじめ」の悲劇
「ネットいじめ」が原因とみられる悲劇は他にもある。
2018年8月、東京・八王子市で中学2年生の女子生徒が、部活動の先輩らからLINEで批判されたことなどからいじめにあい、その後、自殺を図った。
文部科学省の調査によると、ここ数年
「パソコンやケータイによる中傷や嫌がらせの認知件数」は増加の一途をたどっている。
https://www.fnn.jp/posts/00435770HDK