車両接近を検知する後方レーダー+リアライト ガーミン Varia RTL510
GPSを搭載したサイクルコンピューターのリーディングブランド、ガーミン。
後方から接近する車両を検知するレーダーを搭載したテールライトがモデルチェンジを果たした第2世代へと進化。
先代よりもランタイムが向上、リアライト然とした形状となり、ロードバイクなどスポーツ自転車とマッチしやすくなっている。
もし自動車がサイクリストに気がついて側方間隔を開けてくれたとしても、サイクリスト側がフラついてしまい、事故につながる可能性もある。
交通安全はどちらか片一方の努力だけではなし得ないものでもある。かといって、頻繁に振り返っていては前方に対する注意もおろそかになってしまう。
そんなジレンマを解消できるアイテムとして、ガーミンが用意しているアイテムがVaria Radarだ。2015年に登場したこのレーダーがモデルチェンジを果たし、
第2世代となった。
そもそもVariaというのは、自動車の衝突防止システムにも採用されているミリ波レーダーを搭載した自転車用車両検知システム。
後方から自車に向かって接近してくる物を検知し、連携したガーミンのEDGEシリーズやウォッチに情報を届けてくれるもの。
レーダー検知範囲は自車の140m後方からとなり、10?160km/hで近付いてくる車両を捉えることができる。
自分と同じ速度で動くものや遠ざかっていくものは対象外となり、最大8台まで同時に検知できる性能を持っている。
EDGEシリーズと連携した場合はお馴染みのビープ音とグラフィックでライダーに後方の状況を知らせる。
ディスプレイ上にはカラーシグナルと車両位置のマーカーが表示され、後ろを振り向かずとも状況を把握することができる。
これまでは振り向くかミラーを付けていない限り、近付く車両が発するエンジン音、
タヤが転がる音や風切り音で接近車両の大きさやスピードを推測するしかなかった。
近年の自動車は静かに走るため、気がつかないというケースも少なくないだろう。
さらに、音の反響によって接近車両の前後・距離感が掴みにくいトンネル内でもVariaは存在を捉えてくれる。
また、安全確認のために後ろを振り向いたときに進路が斜めに向く、フラつくという本末転倒な危険も少なくなるはず。
レーダーによって後方の情報を得られることで、対応するための余裕が生まれる。
追い越されるときに身構える準備ができ、安心感も飛躍的に高まるはずだ。
https://www.cyclowired.jp/news/node/290830
車両接近を知らせるドットと状態を表す色帯が表示される
接近車両が後方からいなくなると色帯は緑に切り替わる