AmazonとGoogleは、今後数ヶ月のあいだに、両社のデバイスで、互いの映像サービスをアプリで便利に使えるようにすると発表した。
Googleがふたたび、AmazonのFire TV向けにYouTubeアプリを提供開始する。またAmazonは、GoogleのChromecastやChromecast built-inデバイス、Android TVデバイス向けに、Amazon Prime Videoアプリを提供する。
さらに、Fire TV向けのYouTube TVアプリやYouTube Kidsアプリも、今年後半にリリースされる予定となっている。
YouTubeのプロダクトパートナーシップのグローバルヘッドであるHeather Rivera氏は、「Amazonと一緒に、FireTVデバイス向けの公式YouTubeアプリをローンチすることにワクワクしている。
我々の最高のYouTube体験をAmazon Fire TVにもたらし、我々のユーザーが愛するクリエーターの作品や動画を視聴するための、さらなる選択肢を提供する」とコメントしている。具体的にはFire TVで、4K/HDR/60fpsでのYouTubeコンテンツ再生を実現するという。
一方、プライムビデオのワールドワイドビジネスデベロップメントのヘッドであるAndrew Bennett氏も、「ChromecastやAndroid TVデバイスに、プライムビデオアプリを届け、お客様に彼らの愛する映画や番組を便利に提供できることに興奮している」と述べている。
両社は2017年末から、自社サービスを相手のデバイスから引き上げていた。このため、たとえばFire TVでYouTubeを見ようとすると、ウェブブラウザ経由で視聴する必要があるなど、ユーザーの利便性が損なわれていた。
今後は、ショッピングサイトのAmazonで、ChromecastやGoogle Homeなどの機器が販売されるか、また、今回の発表には含まれていなかったEcho ShowやEcho SpotでのYouTube再生対応がどうなるかにも注目が集まる。
PHILE WEB: GoogleとAmazonが和解。Fire TVでYouTube、ChromecastでAmazonプライムビデオ視聴が可能に.
http://www.phileweb.com/news/d-av/201904/18/47157.html