熊本市の「令和婚」第1号になった立石貴嗣さん(左)と橋本ひとみさん=熊本市中央区で2019年5月1日午前0時16分、城島勇人撮影
元号が平成から令和に変わった1日、熊本市中央区の市役所には改元とともに婚姻届を提出しようというカップルが日付が変わる5時間前から集まり、1日午前2時の時点で121組が訪れて、庁舎の外まで長い列をつくった。
同市は、通常の閉庁時間帯は守衛室で守衛2人が婚姻届を受け付けるが、2000年1月1日に193組のカップルが「ミレニアム婚」をしようと殺到したことを教訓に、今回は本庁舎1階に「婚姻届特別窓口」を設置。午前0〜3時、職員10人態勢で対応した。午前9時〜午後5時も6人で受け付ける。
列の先頭で5時間並んだ同市中央区の飲食店経営、立石貴嗣さん(53)と橋本ひとみさん(35)は「夫婦になった実感が湧いてきた」と満面の笑み。
佐賀市の会社員、磯崎高純さん(33)と熊本市中央区の看護師、太郎良綾さん(27)は「日本も私たちも今日が新たなスタート。明るく笑顔あふれる家庭を築きたい」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20190501/k00/00m/040/035000c