野党による辞職勧告決議に対し、丸山氏は言論の自由などを理由に「絶対に辞めるわけに
はいかなくなった」などと抗弁しているが、「戦争発言」以外にも問題となる言動が多数
あったことが「週刊文春」の取材で明らかになった。同行した複数の訪問団団員が取材に
応じ、当日の丸山氏の行状を証言した。
丸山氏は“戦争暴言”の後、「俺は女を買いたいんだ」と禁じられている外出を試み、
事務局スタッフや政府関係者ともみ合いになったという。売買春は日露両国で共に違法
行為である。
元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が指摘する。
「戦争発言よりも、外出の方が大問題です。丸山氏が酔っ払ったまま敷地外に出ていれば、
ロシア警察に保護されるはずです。しかし日本政府としてはロシアの管轄権を認められず、
釈放を要求するしかない。そうなれば一気に外交問題となり、北方領土交渉に影響を
及ぼしかねません」
「ビザなし訪問」を主催する「北方四島交流北海道推進委員会」は、「丸山議員が外出
しようとしたため、それを止めたのは事実」と答えたが、言動の詳細についてはコメント
しなかった。丸山氏にも取材を申し込んだが、期日までに回答はなかった。
5月23日(木)発売の「週刊文春」では、「ビザなし訪問団」の団員、事務局関係者
などに徹底取材。他にも、当日繰り返していたセクハラ発言や行動など、常軌を逸した
丸山氏の行状を詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年5月30日号)
詳細は
https://blogos.com/article/378790/