神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さんの両親のもとにアメリカのトランプ大統領から拉致問題解決のために尽力しているという内容の手紙が届いていたことがわかりました。
トランプ大統領からの手紙は、有本恵子さんの父親の明弘さん宛てに、政府関係者を通じて15日に届けられました。
手紙はA4サイズで、大統領のサインとともに英語で「私も安倍総理大臣も拉致問題解決のために尽力しています。あなたはきっと勝利する」と記されています。
明弘さんは拉致被害者の家族としてこれまでに2度、トランプ大統領と面会し、拉致問題の解決への協力を訴えていて、その際、大統領に宛てた手紙を渡していました。
返信を受け取ったのは今回が初めてだということで、明弘さんは「トランプ大統領に気持ちが通じたと感じ、感動して涙が出た。ここまでしてくれるのはありがたい」と話していました。
母親の嘉代子さんは「手紙の返事をくれるとは思っていなかったので驚きました。私たちが元気なうちに拉致問題を必ず解決してもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190616/amp/k10011954511000.html