【6月19日 AFP】米当局は18日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィア(Philadelphia)の港に泊まっていた船への歴史的な強制捜査で、
コカイン約16トンを押収したと発表した。推定末端価格にして10億ドル(約1100億円)を超える量。
強制捜査はフィラデルフィアの港湾施設パッカー・マリンターミナル(Packer Marine Terminal)で行われた。
フィラデルフィア東部地区を所管するウィリアム・マクスウェイン(William McSwain)連邦地方検事はツイッター(Twitter)に、
「これは米国史上最大級の麻薬押収だ」と投稿。また、同地区連邦検事局はツイッターで「乗員らは逮捕された」とし、
訴追は連邦が扱っていると表明した。
現地メディアによると、コカインは貨物船MSCガイアン(MSC Gayane)に積まれたコンテナ7個の中から発見された。
同船はチリ、パナマ、バハマに寄港した後にフィラデルフィアに着き、欧州に向かおうとしていた。
米当局は3月にも、ニューヨークと対岸のニュージャージー州ニューアーク(Newark)にまたがる港でコカイン1.5トン近くを押収。
同港では過去25年近くで最大となる押収量を記録していた。(c)AFP
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