政府は21日、老後資金の不足を指摘した金融審議会作業部会の報告書を麻生太郎金融相が受け取らなかったことに関し、
同様に審議会報告書の受領を閣僚が拒否した前例があるかどうかただした野党議員の質問主意書に対し、「調査に膨大な時間を要するため答えるのは困難だ」とする答弁書を閣議決定した。
主意書は立憲民主党の吉川沙織参院議員が出した。答弁書は作業部会による報告書取りまとめについて「手続き的瑕疵(かし)はなかった」と説明。
同時に「法令上、報告書を受け取らなければならない旨を定めた規定はない」とし、麻生氏の対応に問題はないとの認識を示した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062100676