
生駒山上遊園地(奈良県生駒市)にある滑り台で6、7両日、子ども約15人が頭に軽いけがを負っていたことがわかった。
滑り台は、13日にオープン予定の有料ゾーンに新設され、子どもらはプレオープンに招かれていた。遊園地の運営を手掛ける近鉄は、当面は使用中止にするとしている。
有料ゾーンは「プレイ ピーク イタダキ」で、教育玩具の輸入・開発販売会社「ボーネルンド」(東京)が設計、監修した。
近鉄によると、滑り台はチューブ形で長さ25メートル、高低差10メートル。子どもらは滑走中に上部に頭をぶつけ、たんこぶや擦り傷ができた。スピードが出すぎて、体が浮き上がるなどしたことが原因とみられる。
さらに近くにある別のチューブ形の滑り台では、8日に女性従業員が試験的に滑った際、右足が引っかかるなどして骨折した。
滑り台は本来は、寝そべった状態で遊ぶ想定で設計されているが、周知が不十分で座った状態のまま滑った可能性があるという。
有料ゾーンは予定通りオープンするが、二つの滑り台は使用禁止とし、安全対策を検討する。近鉄は「楽しみにしていた子どもたちに迷惑をかけて申し訳ない」としている。
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