長崎 五島 50年に一度の記録的大雨 土砂災害など厳重に警戒
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190720/k10011999641000.html
大型の台風5号や前線の影響で、長崎県の五島列島で雨雲が発達していて、午前0時までの3時間におよそ200ミリの雨が降ったとみられ、
気象台は、「50年に一度の記録的な大雨となっている」という情報を発表しました。
気象台は、災害の危険性が差し迫っているとして、土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、早めに避難するなど、安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、大型の台風5号は、午後9時には東シナ海を1時間に25キロの速さで北へ進んでいて、中心の気圧は985ヘクトパスカルとなっています。
この時間、九州北部の広い範囲で台風の強風域に入っています。
梅雨前線に向かって、台風の周辺から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、九州では大気の状態が不安定になり、この時間、長崎県の五島列島で雨雲が発達しています。
気象台のレーダーによる解析で、午前0時までの3時間におよそ200ミリの雨が降ったとみられ、気象台は、「50年に一度の記録的な大雨となっている」という情報を発表しました。
気象台は、災害の危険性が差し迫っているとして、土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、安全を確保するよう呼びかけています。
この大雨で、長崎県五島市では、一部の地域に避難勧告が出されています。
長崎県五島市は、市内を流れる中須川の水位が上昇して浸水のおそれがあることや、土砂災害のおそれがあることから、市内の一部の地域に避難勧告を出しています。
五島市は、夜間の移動は危険な場合があるとして、まずは屋内での安全確保を呼びかけています。