札幌市は、保護動物の譲渡推進や動物愛護教育の拠点となる「動物愛護センター」を、西区八軒地区に
建設する方針を固めた。同地区にある市動物管理センター八軒本所と同センター福移支所(北区)を
統合して新設する。
統合により業務効率化を図るほか、市民が動物愛護について学ぶ交流スペースなども整備する計画だ。
現在の市の動物管理センターは、事務を行う本所と、動物の保護管理を行う支所に機能が分散。
ボランティアの研修や譲渡会に適したスペースもなく、市は愛護センターの整備方針を示していた。
市は昨年秋から、本所と支所のほか、市立札幌病院静療院跡地(豊平区)、白石区役所跡地の市有地
計4カ所を候補地に選定し、交通の利便性や周辺環境などを調査・検討してきた。
八軒地区は、JR八軒駅から徒歩圏内にあるなど交通の利便性が良く、動物の譲渡や引き取りなどが
しやすいと判断。また、市と、動物に関する教育や福祉の推進に関する協定を結んでいる
北大獣医学部にも近く、連携を取りやすいことも評価された。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/330723/