【モスクワ=畑武尊】
ロシアのウラル航空の旅客機が15日朝、モスクワ郊外のジューコフ空港を離陸直後に機体に異常が発生し、空港近くのとうもろこし畑に緊急着陸した。
タス通信などによると、乗客乗員233人のうち23人が病院に運ばれたが、命に別条はないという。
露メディアは、十分に生育したとうもろこしがクッションとなり被害を抑えたとして、「とうもろこし畑の奇跡」と伝えている。
旅客機はエアバス321型機で、ロシアが併合したウクライナ南部クリミアのシンフェロポリに向かっていた。
異常は鳥がエンジンに衝突する「バードストライク」が原因とみられている。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190815-OYT1T50205/