レシートに「イ」なら10%なぜ? 顧客頼みの軽減税率
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神沢和敬、土居新平 佐藤亜季、伊藤弘毅、久保智 高橋末菜、北見英城 2019年9月2日07時00分
5年半ぶりの消費税率引き上げまであと1カ月。
外食や小売りは複雑な軽減税率やポイント還元制度への対応に追われ、スタート時に消費者が混乱するおそれも出てきた。
前回の消費増税の時にみられた「駆け込み購入」の動きは今のところ、めだってないようだ。
今回、初めて導入される軽減税率で、飲食品は持ち帰って食べれば適用されて8%の税率になる。
一方で、店内で食べれば適用外になって10%となる。それぞれの価格設定や表示方法をどうするのか。
外食大手の対応はバラバラだ。
牛丼チェーンの吉野家では店内で食べるか持ち帰りかによって、税率に従って税込み価格が変わるようにする。
8%が適用される持ち帰りの「お得感」が強まるため、広報担当者は「持ち帰りの需要は伸びてくる」とみる。
スターバックスやモスバーガーも同様の対応をとる。
一方、牛丼チェーンの松屋は、店内で食べても持ち帰っても同じ税込み価格に統一する。
8%が適用される持ち帰りは「包装や容器代」として本体価格を値上げし、10%の店内飲食と税込み価格をそろえる。
ファミリーレストランのサイゼリヤも税込み価格をそろえるが、9割以上の商品で今の税込み価格で据え置き、
実質的に値下げするという。
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