2019/10/07 16:17
神戸市須磨区の市立東須磨小学校の20代教員4人が、同僚で30〜40代の先輩教員4人に昨年から継続的に暴行や暴言を受けていた問題で、
神戸新聞社は7日、被害に遭い、現在は療養している男性教員が激辛カレーを学校内で無理やり食べさせられている動画を、関係者から入手した。
入手した動画は50秒間で、音声も入っている。関係者によると、昨年9月の放課後、校内で加害側の4人や被害を受けた男性教員以外の第三者が撮影したとみられる。
動画には、加害側の男性教員が背後から羽交い締めにし、女性教員がスプーンですくった激辛カレーを、嫌がる男性教員の口に運ぶ様子が生々しく記録されている。
男性教員は「ごめんなさい。辛いのは好きじゃないんです」とやめるよう訴えるが、加害側の男性教員は手をたたいて笑いながら「勝ったー。もらったー。もらいましたー」と叫び、
女性教員に「早よ、早よ」と激辛カレーを口に運ぶよう促している。
被害側の男性教員はあまりの辛さに目を見開き、辛さに耐えかねて室内を走り回っているように見える。
同市教育委員会が4日に発表した内容では、一連の暴行や暴言に関わった加害側の教員は30代の男性3人と40代の女性1人としていたが、動画には、男性2人と女性2人が男性教員の様子を見ながら笑う様子が写っている。
市教委の発表によると、教員4人が後輩の20代教員4人に対し、それぞれ無料通信アプリ「LINE(ライン)」で第三者に性的なメッセージを送るよう強要したり、
後輩教員の車の上に乗ったり、セクハラ行為をしたりするなどの暴行や暴言を繰り返していた。
このうち精神的に不安定な状態となり、9月から休んで療養している男性教員について、市教委は「激辛カレーを無理やり食べさせられた」との訴えを把握。
他の行為と併せて詳細を調査し、処分を検討している。男性教員側は刑事告訴を検討しているという。
動画はURL先にあります
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201910/sp/0012768728.shtml