NHK バリバラ | 2.4時間テレビ番外編 〜アセクシュアル・Xジェンダーの世界〜
http://www6.nhk.or.jp/baribara/lineup/single.html?i=1185
2つめに紹介するのは「あーちり」さんからのメッセージ。
あーちりさんは「Xジェンダー」で身体の性は女だが「自分の中に男と女がいて、日によって割合が変わる。どちらにもなりきれないのが悔しい」という。
そんな、あーちりさんに1日密着。朝起きるとまず鏡を見て、その日が男寄りか、女寄りかを確認するという。
ちなみに取材した日は「女が4.5で、男が5.5」の割合だったそう。
就職活動の際にもハイヒールなどの「女らしさ」を求められ、戸惑ったという。
来年からどんな服で働けばいいのか悩んでいる。
買い物の後、あーちりさんは恋人と待ち合わせ。
恋人のりょうさんとは2年半付き合っているが性の悩みは少ししか話せていない。
この日、初めてXジェンダーであること、そして「女寄りの時は彼氏として好きだけど、男寄りの時は性の対象として見られない」という複雑な気持ちを告白。
りょうさんは「当事者ではないから分からない」と戸惑いつつも「知ったからこそ、今日はどういう日なのか察することができるからプラスになった」と言ってくれた。
Xジェンダーの中には、あーちりさんのように性が男女の間で揺れる人もいれば、男でも女でもある人、男でも女でもない人、そして男と女の中間だという人もいる。
東京・新宿で毎月行われているXジェンダーの交流会にお邪魔した。
交流会では「LGBTと言い切れない感覚がある。その曖昧なところをXと伝えるべきか?」「Xには未知数なところがある、それがもっと広まればいい。個々に違うことがXジェンダーだと理解してもらえたら」など自分の性とどう向き合うか話し合われていた。