大阪地検は先月30日にも収容しようとした被告の逃走を許していました。
その前回の逃走事件は地検の支部に呼んでいた被告の女に「車に荷物を取りにいきたい」と言われ、
庁舎の外に連れ出し息子が運転する車に不用意に近づかせたことで起きました。
事務官をはねて逃げるという危険なものでしたが、検察が事件の発生を公表したのは5時間後でした。
さらに、逃げたのが女性だとか、ひき逃げ事件の被告だといった理由で近隣住民には影響がないと判断し、
地元の自治体にはいっさい連絡しなかったことで大きな批判を浴びました。
そのわずか10日後にまた起きた今回の逃走事件のきっかけは、事務官が護送中に手錠を外したことでした。
そして地域に不安が広がる中で10日、被告の関係先を捜索中に不審な車を発見しながら暴走されて再び逃げられるという
危険な事態が起きたにもかかわらず公表していませんでした。
失態を重ねたうえに、重要な情報を迅速に発信しようとしない大阪地検の姿勢が問われています。
大阪地検 謝罪も具体的な説明は拒む
大植被告の身柄が確保されたことを受け、大阪地方検察庁は上野暁総務部長が午後5時から報道発表を行いました。
冒頭、上野部長は「被告を逃走させてしまったことは遺憾であるが、身柄が確保されたことを安どしている。
東大阪市をはじめ近隣住民に不安を覚えさせる結果になった点について重く受け止めており、申し訳なく思っている。
先日、岸和田市で発生した逃走事案と合わせ、今後の収容の在り方についてしっかり検討したい」と述べました。
しかし、その後は、記者から確保するまでの経緯や情報発信をしなかった理由を問われても
「今後の業務に支障がでるおそれがるので回答は差し控える」と繰り返し具体的な説明を拒みました。
全文はソース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191111/k10012172781000.html