https://www.afpbb.com/articles/-/3256989
英国で桜を植える会=日本から6500本寄贈
2019年11月27日 19:55
発信地:英国 [ 例外 その他 ]
【11月27日 時事通信社】日英友好の象徴として、約6500本の桜が日本から英国に寄贈されることになった。
ロンドン中心部の公園リージェンツパークでは27日、このうちの一部の桜を植える会が開かれた。来年春には英各地で美しい花を咲かせそうだ。
式典には英王室のリチャード王子や長嶺安政駐英大使が参列。
英政府関係者や国会議員、必要資金を寄付した企業・個人、桜を受け入れる小学校の生徒らも参加した。
寄贈計画は日本の民間による「日英桜植樹プロジェクトチーム(PT)」が主導し、両国政府が後押ししてきた。リチャード王子は「両国民の長年の友情を記念するのに、桜の植樹以上に良い方法があるだろうか」と称賛。
PT共同代表を務める佐野圭作・英国日本人会会長も「英各地でわれわれが受けた反響は素晴らしかった」と述べた。
日本から寄贈された桜としては、米ワシントンのポトマック河畔が有名。英国でも「桜外交」を通じて両国関係がさらに深まることに期待が高まっている。
招待状の発出や出欠の取りまとめは在英日本大使館が担った。日本では首相主催の「桜を見る会」の招待基準が問題となっているが、
同大使館は今回の式典の招待者はPTが決めたと明らかにし、「プロジェクトの重要性に鑑みて側面支援している」と説明した。(c)時事通信社