大分高等技術専門校(大分市下宗方)は昨年度まで5年連続で修了生の就職率100%を達成した。
県内に4校ある県立の職業能力開発校の一つで、メカトロニクス、電気設備、自動車整備、空調配管システム、木造建築の5科がある。
基礎的な専門知識と技能を1年間(メカトロニクスは2年間)で習得し、関連するさまざまな資格取得にも挑戦できる。
メカトロニクス科では機械加工、溶接、CADやプログラミングなど製造、生産に関連する技能を幅広く学ぶ。
職種、就職先は鉄工、機械の保守・組み立て、設計、ソフトウエア開発など多岐にわたる。生産設備の自動・効率化が進む中、
専門的な知識や技能を身に付けた人材は引く手あまた。永徳信吾主任(36)は「実習で実際に体験する中で適性を見極め、進路や職種を絞り込む訓練生は多い」と話す。
他の3校は別府、日田、佐伯各市にある。別府は竹工芸に特化。4校とも授業料は無料(教科書代などは実費)。訓練期間中は失業保険金の給付が延長される。
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