等身大パネル 3万1100円
主催は山口県。安倍晋三首相(65)の総理在職日数が歴代最長となったことを記念して、
山口県出身の8人の総理をパネルによって紹介した企画展である。
だが、実際のところは、
安倍首相をこれでもかと褒(ほ)め称(たた)えるためとしか思えないイベントだった。
まずホールの入り口上には、安倍首相を祝う巨大な横断幕。さらにポスターには、
山縣有朋、桂太郎、佐藤榮作ら「歴史的人物」たちよりも目立つ位置に、安倍首相の写真がドーンと掲載されていた。
展示内容は、前半こそ8人のゆかりの地や、安倍首相以外の7人の経歴や業績を紹介していたが、
後半から「安倍一色」にガラリと変わる。安倍首相の生誕から現在までをたどった詳細な写真入り年表や、
通算在職日数1位を示すパネルから始まり、
これまでの政治活動を紹介する写真パネルが8枚も続く。
さらに極めつきは、安倍首相と記念撮影が自由にできるとアピールされた等身大パネルだ。
これらの展示物はすべて税金によって作成されたものである。
情報公開請求によって明らかになった契約書などによれば、山口県がこの催しのために業者に支払った金額はピッタリ300万円(横断幕は別途)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200221-00000010-friday-pol