政府・与党は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた追加経済対策として、現金給付や商品券など直接的な家計支援を実施する方向で検討に入った。
生活困窮者を支援するため、政府は公共料金の支払いを猶予するよう関係機関に要請した。
政府がリーマン・ショックを受けて2009年に実施した「定額給付金」では、1人当たり1万2000円(18歳以下などは2万円)を支給した。
政府・与党は「今回はリーマン以上の影響がある」(自民党の岸田政調会長)との認識で一致しており、一律2万円以上の給付を検討している。
西村経済再生相は19日の記者会見で「現金給付は所得制限をしなければ迅速に支給できる」と述べた。
ただ、政府・与党では、商品券などによる給付策を求める声もある。現金の場合、貯蓄などに回る可能性が高く、消費喚起につながらないとの見方があるためだ。
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