感染者の電子カルテがSNSに流出か 青森 新型コロナウイルス
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200401/k10012361981000.html
先月30日、青森県で新型コロナウイルスへの感染が確認された
20歳代男子学生の電子カルテが、SNS上に流出しているという情報が
カルテを管理する津軽地方の自治体の広域連合に寄せられていたことが分かり、
広域連合が詳しく調査しています。
青森県は30日、津軽地方の五所川原保健所管内の実家に帰省していた20代の男性が、
新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
男性は五所川原市内の感染症指定医療機関を受診し、ウイルス検査を受けていましたが、
31日になって、この医療機関を運営するつがる西北五広域連合に
地元の新聞社から「電子カルテが通信アプリの『LINE』で流出している」と
連絡があったということです。
広域連合によりますと、電子カルテを撮影した画像が流出しているとみられ、
電子カルテには、県が発表している男性の症状や移動経路などが
記載されていたということです。
電子カルテは、広域連合が運営する5つの病院の医師や看護師などが見ることができ、
業務に関係なく閲覧すると懲戒処分の対象になるということです。
広域連合は閲覧履歴を確認するなどして詳しく調べることにしています。
つがる西北五広域連合の中谷委弘事務局長は「流出していたとすれば
あってはならないことで、調査を進めたい」と話しています。