安倍首相の「出勤7割減要請」が虚しい!
なぜテレワークが進まず、通勤混雑が続くのか?
4月11日(2020年)、安倍晋三首相はオフィスの出勤者を最低でも7割削減することを要請した。
対象地域は新型コロナウイルスの緊急事態宣言7都府県で、対象企業は中小企業などを含むすべての企業となっている。
背景には、緊急事態宣言後も通勤電車やバスの混雑が続いていること、営業職などで発熱者の割合が高いことが、厚労省とLINEの全国調査で明らかになったことなどがある。
しかし、東京商工会議所のアンケート調査によると、テレワークを実施している企業はわずか26%。予定なしが54.4%、検討中も19.5%で、依然としてテレワークは進んでいない。
進まない理由は社内体制が整っていない(42.3%)、パソコンや通信環境が整っていない(31.7%)、セキュリティーの不安がある(21.7%)となっている。
テレワークが認められている企業でも、「誰もしないのでテレワークしづらい」(輸入販売業)、「憧れの先輩が出社しているので出社する」(IT業男性)といった声が出るなど、働く側の意識も高まっていない。
https://www.j-cast.com/tv/2020/04/13384119.html