福井県敦賀市で4月下旬、首から上が青や緑色だが、メスとみられるキジが撮影された。
県自然保護センターによると「オス化したメス」で、希少な個体という。
首から上がカラフルな色のメスのキジ(手前)=4月27日午前6時14分、福井県敦賀市、全日写連・吉田俊雄さん撮影
全日本写真連盟県本部会員で敦賀市の吉田俊雄さん(78)が撮影した。
4月27日午前6時ごろ、粟野地区の棚田を散歩していた際、オスと一緒に行動するカラフルなメスを見つけた。
メスは通常、全身が茶色だから不思議に思ったという。
写真を分析した同センターの大宮正太郎さんは「キジ科のキジで、オス化したメスではないか。
原因は分からないが、老齢のメスがオスのような色になることがある。
野生ではほとんどなく珍しい」という。吉田さんは「貴重な鳥に出会えて良かった」と話した。(佐藤常敬)
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