イラクでは昨年以来の政治的混乱、原油価格の下落に加えて今回のコロナウィルス禍による経済的打撃を受けている。
米軍侵攻によるサダム・フセイン政権の崩壊以来、新生イラクは幾多の政治的、経済的、軍事的危機に見舞われてきたが、今回の危機は根が深く、複合的なもので、これまでで最も深刻な危機であろう。
エコノミスト誌4月11日号の解説記事‘Dark times ahead; The risk that Iraq might fall apart’は、イラクは国家的な崩壊の危機に直面しているとの極めて悲観的な見通しを提示している。
(中略)
上記エコノミスト記事は「指導者の不在、支援国がそれぞれの利益追求に忙殺する中で、いったい誰がイラクをまとめていくのだろうか。
最高宗教指導者のシスターニ師は政治への関与を避けている。中央政府による資金援助が停止されれば、クルドは独立への動きを復活させるかもしれない。
スンニ派指導者も分離についての話を始めている。政治家や地域研究者はイラクがどのように崩壊するのかについては意見を異にするが、多くは時間の問題に過ぎないと考えている」と警告する。
イラクは、この警告の通り、統一国家として存続することが出来ず、シーア、スンニ、クルドがそれぞれの地域で独自の国家樹立を目指すという分裂の道をたどることになるのか。
それは、イラク国内のみならず、イラン、シリア、サウジ、トルコなどの周辺国にも多大な影響を及ぼす事態であり、
これを防ぐための外国(特にイラン、トルコ)による干渉やギリギリでイラク国内の求心力が働く可能性もあり、簡単な話ではない。
ただ、国家分裂の現実性が議論されるほど深刻な危機に直面していることは間違いない。
あるべき姿になるだけ
4派独立して平和になるならそれが良い
というかイラクはシーア派だから
フセイン大嫌いだぞ
クルドもフセイン大嫌いだし
クルディスタンはトルコが許さないだろ
それか国内のクルド人を全部そこに押し込むか