賭けマージャン“黒川杯”「路上ダメ」…警察官の注意で検察庁前から日比谷公園に移動、ゲーム途中の解散で賭け成立せず
前検事長の賭けマージャンを皮肉って行われた“黒川杯”(参加者らのツイッターから)
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中に賭けマージャンをしたとして、22日付で辞職した黒川弘務・前東京高検検事長の賭けマージャン自体が立件されていないのを皮肉って、
市民グループが30日、東京・日比谷公園前で「第一回検察庁前テンピン麻雀大会 黒川杯」を開催。警察官が駆けつける騒ぎになった。
主催者はツイッターなどSNSで参加者を募集。「テンピン麻雀は問題ないらしいので、“黒川基準”の麻雀解禁を祝して公然と実施します」と呼び掛けた。
テンピンマージャンでのルールも事前に細かく掲載。
一方で、「開催前に黒川前検事長が賭博容疑で逮捕ないし、起訴等された場合は、自らの浅はかさを恥じて中止とします」と、ただし書きも付けた。
開催の会場は「黒川前検事長に敬意を表して検察庁前の路上となる予定」としていた。
実際、当日午後3時過ぎから、検察庁前の路上で10人ぐらいが集まり、マージャン卓を囲んで始めようとしたが、
SNSでの告知を事前に把握していたという警視庁丸の内署員が駆けつけ、「路上はだめ」と注意。
グループは仕方なく道路を挟んで隣接する日比谷公園に移動した。
再びマージャンを始めたものの、今度は公園管理者に説得されて午後4時半ごろ解散した。同署によると、最終的に女性6人を含む約20人が集まったという。
主催者のツイッターでは、ゲーム途中の解散で肝心の賭けは成立しなかったとか。
https://www.chunichi.co.jp/article/65152