元AKB「神7」初…まゆゆ引退、昨秋事務所に「休ませて」木村花さん中傷問題も影響か
6/2(火) 5:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/51f2ed8c9c875974a37c6d635db2619036876fa0
AKB48の元メンバーで、2014年の選抜総選挙で1位を獲得した女優の渡辺麻友(26)が1日、芸能界引退を発表した。
「健康上の理由で活動を続けていくのが難しい」と、本人が所属事務所に申し入れた。
昨年秋ごろから心身の不調が顕著になり、今年初めにテレビ番組を急きょ欠席するなどしていた。
「神7」と呼ばれた総選挙の上位常連メンバーでは初めての引退となった。
所属事務所は報道各社に文書で、先月末で契約を終了したことを報告。
「長年にわたり体調が優れず協議を重ねてまいりましたが、体のことを最優先に考え、本人の意思を尊重した」と説明した。
本人もツイッターで「長年お世話になりましたプロダクション尾木を退所し、芸能のお仕事を離れる運びと致しました」と報告した。
渡辺の異変が表面化したのは今年2月。進行役を務めていたTBSの音楽番組「UTAGE!」の出演を直前でキャンセル。
理由は「体調不良」と発表されたが、その前からメディア露出が極端に減っていたため、今後の活動を心配する声がファンから出ていた。
ただ、兆候はその前にあった。本紙の取材では昨年9月、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の撮影を終える少し前、所属事務所に
「休ませてほしい」「引退してもいい」と伝えていた。 渡辺の演技は好評だったがネット上ではさまざまな意見が出ており
「完璧主義者の彼女は心を痛めていたようだった」(番組関係者)という。9月末にはファンクラブを閉鎖。
それはAKB時代からのアイドルの宿命ではあったが、もはや耐えられる状態ではなくなっていた。
その後、所属事務所はリフレッシュのために長期休暇を提案するなど「考え直すよう粘り強く話し合いを続けていた」(テレビ局関係者)という。
しかし、渡辺は「医師から精神的な疾病を抱えているという診断書を受けた」と事務所に報告。
これ以上、芸能活動は続けられないという明確な意思を示した。これにより、事務所側も説得を断念。「引退」が決まった。
ただ、事務所との契約が6月いっぱいまであるのに1カ月前倒しの引退劇。残っていたCM契約が5月末で満了したことが主な理由だが、
5月23日に他界した女子プロレスラーの木村花さんがネットで中傷を受けていた問題にショックを受けていたという。
事務所に近い関係者によると「私ももうバッシングされたくない。静かに生きていきたい」とスタッフらに訴えていたという。
恋愛禁止の規則を守り抜くなど妥協のない完璧主義者だっただけに、周囲は「急な引退に見えるが長年積もったものがあったのだろう」と話している。
《引退の“ハードル”低下》
かつて、芸能人の引退と言えば、1980年に結婚した山口百恵さんが印象を残した。
2011年には島田紳助さんが突如表明し、衝撃をもって伝えられた。一変したのは、成宮寛貴さん、江角マキコさん、堀北真希さんと相次いだ16〜17年ごろ。
18年にはトップミュージシャンの安室奈美恵さんが、表舞台から去ることを決意。理由はさまざまあるが、かつてより芸能界引退を決断するハードルは低くなっている。
◆渡辺 麻友(わたなべ・まゆ)
1994年(平6)3月26日生まれ、埼玉県出身の26歳。06年にAKBのオーディションに合格し07年4月に公演デビュー。
09年の第1回選抜総選挙では4位に。決めぜりふは「みんなの視線をいただきまゆゆ〜」。17年「NHK紅白歌合戦」を花道に卒業。
その後はミュージカルにも挑戦するなど女優業で活躍。好物はからあげと宝塚歌劇。1メートル56、血液型AB。