6.15南北共同宣言20周年記念式祝辞
国民の皆さん、
内外の貴賓の皆さん、
6.15南北共同宣言20周年を迎え、
意義深い席に共にしてくださりありがとうございます。
今日、歴史的な宣言を記念する嬉しい場所で、
その宣言の偉大な成果を顧みて
平和の韓半島に向けて
私たちがどの程度前進したのかをお話しなければならないのに、
最近の状況がそうすることを許さず、もどかしく申し訳ありません。
最近、北朝鮮が
一部の脱北者団体などの対北朝鮮ビラと私たちの政府を非難し
疎通の窓口を閉じながら
国民の皆さんは、もしかしたら南北間の対決局面に戻るのではないかと心配しています。
一歩でも進むために常に薄氷の上を歩くように気をつけて臨んできましたが、
充分でなかったという想いです。
いま私たちの状況がかんばしくないので、
多くの挫折と過酷な理念攻勢を勝ち抜き、ついに南北首脳会談を成就させた
金大中大統領の勇気と知恵を思い浮かべています。
2000年6月15日、朝鮮戦争勃発から50年ぶりにはじめて
南北の指導者が向き合って座ることができたのは
二人の指導者が対話の力を信じたからです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/seodaegyo/20200615-00183541/