鳥取市などは29日、同市気高町でふ化した国の特別天然記念物コウノトリのひな3羽に、
足輪を取り付けた。足輪は個体を識別し、移動経路から生態を研究するのが目的。
順調に育てば、7月下旬までに巣立つという。
兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)の職員らが高所作業車に乗り、
高さ13メートルの人工巣塔からひなをすくい上げ、
性別を調べるために羽毛と血液も同時に採取した。
DNA型鑑定により、1週間〜10日で判明する。体重は3800〜4350グラムだった。
親鳥のつがいはいずれも豊岡市の人工巣塔で生まれており、
昨年、鳥取市で営巣していたものと同じペア。
ひな3羽は5月中旬にふ化した。
https://www.sankei.com/photo/story/news/200629/sty2006290016-n1.html