高速道路料金所の「ETC専用化」を検討 国交省2020年7月6日(月)10時45分
国土交通省は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大防止策として全国の高速道路料金所のETC専用化を検討する。
高速会社・指定都市高速公社でこれまで173人がPCR検査を実施し、35人の感染が確認されている。
このうち、現金の受け渡しなど、不特定多数の利用者との接触が想定される料金所や休憩施設のスタッフが11人だった。
高速会社では、利用者に注意喚起するとともに、料金所をETC専用運用に切り替えた。
国交省の社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会は新型コロナウイルス感染予防の観点からETC専用運用は有効と見ており、
全国でETC専用化することを今後検討する。導入手順や時期を明示したロードマップを策定した上で料金所のETC専用化を進める方針だ。
ETCの利用率は現在、約93%になっている。車載器の助成や、ETC専用化した場合のクレジットカード非保持者への対応、
誤進入した非ETC車への対応など、課題を整理、検証して利用者に混乱が起こらないよう配慮しながら、
ETC利用率の高い路線から段階的に導入し、拡大することも含めて部会で検討していく。
https://response.jp/article/2020/07/06/336272.html