一軒わずか200万円…「空き家」が売れない団塊ジュニアの末路
自分がすんでいた家や地域に愛着なし
団塊ジュニアの多くが、父親が住宅ローンを組んで買った郊外ニュータウンの住宅地で育ちました。
幼いころから潤沢に教育費をかけられ、小学生から塾に通い、私立中学に合格し、毎日途方もないほど時間をかけて学校に通い、都内の大学を出て就職をしました。
そんな育ち方をした彼らに家の話を聞くと、みな口をそろえて言うのは、
「自分の住んでいた家や地域には特に愛着は感じない」という述懐です。
あたりまえです。彼らの親が育ったような地方の家と異なり、整然と区画されたニュータウンで幼いころから野原で遊ぶ機会は少なく、
物心ついてからは塾やお稽古事の連続で育ち、毎朝早起きして都内の私立中学、高校に通った身からすると、ニュータウンが「故郷」にはなりえないのです。
しかも夫婦共働き世帯があたりまえの時代になると、子供を抱えて郊外から通勤するライフスタイルはまったく通用しなくなっています。
そんな中で親に相続が発生すると、どうなるのでしょうか。
まず子供が親の家に「跡取り」として住むことはちょっと考えられません。彼らの多くは都心居住をすでに実践しているからです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea0ca16d679dae748645eac27ccf6b1819bf200e?page=1