2020.08.17 Mon posted at 16:18 JST
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35158237.html
(CNN) 米ウォルト・ディズニーは、ディズニー・チャンネルのアニメ番組「アウルハウス」シリーズに、バイセクシュアルの主人公が登場することを確認した。
主人公のルース・ノシーダは、14歳のドミニカ系米国人少女。ディズニーの作品にLGBTQ+のキャラクターが登場するのは今回が初めてではなく、ピクサーが制作した「ディズニー+(プラス)」の短編映画には、同性愛の男性が主人公として登場する。しかしディズニーのテレビシリーズにバイセクシュアルのキャラクターがデビューするのはルスが初めて。
今回のシリーズでは、魔法の力を持たないルスが魔法使いになるまでの冒険を描く。
制作を手がけたダナ・テラス氏はツイッターへの投稿で、ディズニー上層部の中には当初、LGBTQのキャラクターを登場させるというアイデアをあまり好ましく思わない意見もあったことを打ち明けた。
しかし自身もバイセクシュアルのテラス氏は、作品にバイセクシュアルのキャラクターを登場させたいと考え、ディズニーに対して実現を強く働きかけたという。
「幸いなことに、私の頑固さが実った。今は現在のディズニー経営陣に強く支持してもらっている」とテラス氏はツイートしている。
視聴者からも好意的な反響が相次いだ。LGBTQ+を代弁してくれたテラス氏に感謝する声や、自分が子どもだった頃にアウルハウスのような番組が欲しかったという声も寄せられている。
そうしたコメントを寄せた1人、アレックス・ハーシュ氏は、ディズニーのアニメ「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」の制作者。テラス氏へのツイートの中で、ディズニーがかつてハーシュ氏に対し、一切のLGBTQ+の描写を禁止していたと告白した。