複数の新聞記事(『NLタイムズ』『デイリーメイル』『ダッチニュース』など)の報道によると、買春大国であるオランダの連立与党を構成しているCDAは、議会に売買春に関する北欧モデル型の立法(売り手の女性は処罰されず、支援と保護の対象とされ、買い手と業者が処罰される)を提出しました。
またクイク議員は、これまでのオランダの合法化政策が売買春の中の女性を何ら保護せず、むしろ虐待と人身売買が横行していることを指摘しています。
「赤線地区を見てください。売春女性の95%は東欧の貧しい地域から来ています。
路上で自分の娘に売春の仕事をさせたいかと尋ねられたら、誰もがノーと答えるでしょう。
しかし、私たちはヨーロッパの貧しい地域の若い女性にこの仕事をさせているのです。これは偽善です。」
世界に冠たる売買春大国であるオランダが北欧モデル型立法を導入すれば、世界の流れに画期的な変化をつくり出すでしょう。
北欧モデル型立法を成立させたイスラエルでも、北欧モデル型立法の支持派は最初はまったくの少数派でした。
左右を超えて多くの政党に働きかけ、世論を形成し、メディアに訴えるという地道な努力を通じて、議会で圧倒的多数派になったのです。
https://appinternational.org/2020/09/04/cda_end_of_prostitution_nl/