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新型コロナウイルスの累計感染者数が400万人を超えた南米ブラジルで、ボルソナーロ大統領の支持率が上昇に転じた。
「ちょっとした風邪」などとウイルスを軽視し、感染拡大の抑え込みに失敗。経済にも打撃を与えたが、失業者らに緊急支援金を支給することで、
低所得層からの支持を集めることに成功した形だ。
同国の累計感染者数は約409万人となり、死者は12万5千人を超えた。経済は失速し、4〜6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比11・4%減で、
統計のある1996年以降で最大の落ち込みを記録。8月までの3カ月間の失業率は13%を超えた
それにもかかわらず、世論調査会社ダタフォーリャの8月の調査によると、ボルソナーロ氏の支持率は前回の6月の調査から5ポイント上がって37%となり、
不支持率は10ポイント下がって34%となった。支持率が不支持率を上回ったのは就任3カ月後の2019年4月以来だ。
ダタフォーリャは、ボルソナーロ政権が4月から始めたコロナ禍の緊急支援策が支持率を押し上げたと分析する。
非正規雇用者や失業者らに緊急支援金として月600レアル(約1万2千円)が支払われており、受給者が多い低所得層や低学歴層の間で
不支持率が特に低下していたからだ。政権は支給を半額にして12月まで延長すると発表。貧困層支援策として、現金給付も計画している。
https://www.asahi.com/articles/ASN95744NN95UHBI00F.html