コルグは、圧縮に伴う音質劣化のない高音質なロスレス・オーディオと、高品位なハイレゾ・オーディオに対応したインターネット動画配信システム
「Live Extreme」を開発した。最大4Kの高解像度映像とともに、PCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHzの音声でライブ配信できる。
新型コロナ・ウィルスの感染拡大防止の観点から、インターネットを利用したライブ・ストリーミング配信を行なうミュージシャンが増えつつあるが、
従来の動画配信プラットフォームは映像が高解像度であっても、音声はAACなどで不可逆圧縮されている場合が多く、音質面で十分満足できるものではないとしている。
新開発のインターネット動画配信システム「Live Extreme」は、コルグがこれまで培ってきたオーディオ技術やインターネット・ストリーミング技術を活かし、
最大4K(3,840×2,160ドット)の高解像度映像とともに、最大PCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHzの音声でライブ配信できるシステム。
ユーザーはPCやスマホ、タブレット、STB(セットトップボックス)に搭載されているブラウザを使い、インターネットを経由して、自宅にいながらコンサート会場で聴いているような臨場感のある高品質な音と映像を楽しめるとする。
対応プラットフォームは、Windows 10、macOSがDACを接続することでハイレゾまでの再生に対応。
ロスレス再生では、Android端末、iPadOS 13以降のiPad、Amazon Fire TV、Google Chromecast。iOS端末は別途アプリ(開発中)が必要となる。
コルグは今後、同システムを使った不特定多数へのライブ配信実証実験を順次開催。その第1弾となる配信イベントの概要について、近日中に発表するという。
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